ホーム » |2020年度 理事長所信[学ぶ心]

公益社団法人小矢部青年会議所 理事長所

2020年度理事長予定者  吉田 久太郎

スローガン

学ぶ心

――  新たな学びが地域を変える  ――

【はじめに】

1951年、戦後焼け野原となった東京で「新日本の再建は我々青年の仕事である」と立ち上がった青年たちが日本青年会議所を設立しました。その後、全国各地へと運動の輪が広がり、1952年に富山縣青年会議所が設立され、1972年にはおやべを想う私たちの先輩たちが小矢部青年会議所を設立されました。先人たちが目指した明るい豊かな社会。私たちはその想いをしっかりと受け継いでいるだろうか。終戦を迎えた1945年から75年の月日が経ち、衣食住に困らないこの時代に胡座をかいていないだろうか。私たちを取り巻く環境は急速に変化しています。そんな今だからこそ私たちは地域を担う青年として何をすべきなのか。もう一度原点に立ち返り、青年の使命感のもと明るい豊かな社会を目指し活動をしていかなければなりません。

いつの世も時代を動かすのは青年の純粋な情熱と地域課題を的確に捉える力です。現状に満足せず、様々な情報を日々学んでいくという姿勢が何よりも重要です。そこに地域を輝かせるヒントが必ずあります。先人より高い志を受け継ぎ、地域の未来や魅力を大いに語り、明るい豊かな社会の実現を目指して真剣に議論をし、メンバーそれぞれが自ら積極的に行動する自覚を持って学ぶ心を忘れず日々前に進んでいきましょう。

【常に学びを】

私たちは20代から30代の青年経済人が集い、運動、活動を日々行っています。地域を牽引していくのは私たち青年です。しかし毎日何も考えずにただ過ごしていてもこの地域を動かすことはできません。少子高齢化、年金制度問題、5G、自動車の自動運転化、AIの発達、今後も様々な問題や技術革新が次々に起こる時代、私たちは常に新しい情報、知識へ常にアンテナを張り、学ぶ必要があります。そうでなければ時代に即した運動、活動を行うことはできません。

よくJCしかない時代からJCもある時代へ変わったと言われます。確かに青年経済人の集まる団体は他にもあります。しかし社会を変えるだけの力を持つ団体は、青年会議所の他にあるのでしょうか。地域を変えるためには、地域の課題を抽出し、解決への糸口を多角的視点から捉え、PDCAを繰り返し、時代に即した最適な形を築きあげなければいけません。これができる団体は青年会議所以外にはありません。そのベースとなるのは日々の学びです。私たちがこの地域に果たすべき役割を一人ひとりが自覚し、様々なところに落ちている学びの種を集め育てることで地域の先頭に立つリーダーを目指しましょう。

【AI時代の教育】

どんなに時代が変わろうとも、子どもたちは地域の宝です。そんな子どもたちを育てるのは地域の大人たちの責任です。では今、子どもたちには何が必要とされているのでしょうか。現在、私たちの身の回りの仕事や生活は、AIやロボットによって大きな変化がもたらされています。インターネットでの買い物ではパソコン、スマートフォンで注文した商品が次の日には届き、分からないことがあれば何でもGoogleで検索できます。自動車の自動運転化が普及するのも時間の問題かもしれません。そんな次々に起こる技術革新によって大きく変わる時代を生きていく子どもたちへの教育も変わっていく必要があります。

AIに仕事を奪われ、人が排除されてしまうのではという話しを良く耳にしますが、それは違います。人が持っている知性、想像力、成長力や順応性はAIに決して負けません。逆にAIやロボットへ面倒な仕事を受け渡し、やりたいことに没頭すればいいという考え方もあります。この先、AIは社会の仕組みや仕事の進め方を変えていくでしょう。そんな時代だからこそ、地域の未来を担う子どもたちへは人にしかできないことは何なのか、何を学んでいけばいいのかをしっかりと伝えていくことが重要ではないでしょうか。

【個性輝くまちへ】

小矢部市の人口は2015年国勢調査では30,416人で、前回の2010年国勢調査と比べると1,651人減少しており、2040年には約23,000人になるという推計も出ています。そして現在も県内外への転出超過が続いており、消滅可能都市にも名を連ねています。何十年後には私たちの住み暮らすおやべは本当に消滅してしまうでしょう。この先もおやべが存続していくためには他のまちに負けない個性輝くまちにしていく必要があります。

ある地方自治体ではシャッター商店街に小売業だけではなく、IT企業やゲストハウスなどを誘致し再生させたという事例があります。そこで働く若者が商店街で昼食をとり、夕食の買い物をし始め、結果的に若者の雇用を作ることで商店街の顧客を作ることにつながったそうです。さらにはこれまで都会に出ないと就職できなかったIT企業で働けるということで、若者が地元に住み続けることができるという新しい好循環が生まれた好例です。新石動駅、駅併設の図書館、アウトレットの人の流れ、北陸新幹線からの観光客の流れ、他にもおやべには様々な資源があります。その資源が持つ長所を組み合わせ、新しい価値、仕事、お金を生み出すことで個性輝くまちとなっていくのです。人口減少によるまちの衰退をただ指をくわえて見ているのではなく、おやべの個性を輝かせ私たちの子どもや孫が住みたくなる、そんなまちにしようではありませんか。

【地域を担う青年経済人へ】

青年の学び舎と称される青年会議所において、新入会員への教育は最重要課題のひとつです。私たちは青年会議所メンバーである前に、一社会人であり、言葉遣いや青年経済人としての意識、立ち振る舞いによって、青年会議所がどのような団体であるかを判断されるということを忘れてはなりません。一人ひとりが地域から信頼され、必要とされなければ、市民の意識を変革し、さらに共感を得ることはできないのです。

まずは何のために青年会議所に入っているのか、何のために青年会議所活動をしているのかの基本を学び、そこから自分たちには何ができるのかを学ぶ必要があります。今後、新入会員が地域のリーダーへと成長することで、組織の底上げに繋がり、そして私たちの運動、活動がまちづくりに対しさらに想いのこもった、市民に共感をしてもらえるような運動、活動になるでしょう。青年経済人として、そして地域のリーダーとしての成長が、自信と自覚を呼び起こし、引いてはそれが自らの会社の成長につながり、まちづくりの一助となっていくのです。

【まち、人を想う仲間】

現在、小矢部青年会議所も全国の青年会議所と同じように会員減少に直面しています。このままでは小矢部青年会議所がこのまちからなくなってしまう可能性があります。会員減少をすべて人口減少のせいにするのは非常に簡単です。しかし、本当にそれだけでしょうか。私たちは候補者へ青年会議所の運動、活動の魅力を言葉にして伝えることができているでしょうか。そして、会員減少をメンバー一人ひとりが自分事として捉えているでしょうか。おやべのまちを想い、住み暮らす人々を想う。そんな人が一人でも多く存在するまちは輝いているとは思いませんか。そんな輝くまちを目指してメンバー全員が本気で危機感を持ち、今一度、青年会議所の魅力を再認識し、同じ想いを持った仲間を増やしましょう。

また、必要とされる組織であり続けるためには魅力ある組織でなくてはいけません。魅力ある組織には人が集います。一人ひとりの学びが小矢部青年会議所という木の栄養となり魅力ある組織へとなっていくのです。学びの心を常に持ち日々の運動、活動に取り組んでいきましょう。

【成長し続ける組織として】

小矢部青年会議所は会議所であります。その名の通り会議を行う場所であり、この地域を想い、本気で議論することでメンバーの成長につなげてきました。また、議案をベースとした事業構築の仕組みは議案精度を求める過程も修練の一環として確立されています。つまり、円滑な運営が非常に重要であるということです。そして様々な学びの機会が青年会議所にはあります。この情報を全メンバーで共有し、参画をしていくことでさらにメンバーの成長を促すことでしょう。また、公益社団法人として財政面での公益性、透明性やコンプライアンスを遵守し、小矢部青年会議所の情報を発信し続けることで信頼性のある組織であり続けます。

【むすびに】

進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む

福沢 諭吉

誰と何処で、どのような時間を過ごしてきたかによって先の人生は大きく変化します。青年会議所で過ごした時間は私に一生涯の友人や地域とのつながり、多くの学びを与えてくれました。当然、楽しいことだけではありませんが、青年会議所での限られた時間をかけがいのない仲間たちと切磋琢磨していきましょう。そして、昨日より今日、今日より明日、少しでもこのおやべを輝かせるために日々学び、前を向いて歩みを進めようではありませんか。

基本方針

地域を担うリーダーの育成

まち、人を想う仲間の拡大

AI時代を生き抜くための青少年育成

個性輝くまちづくり

成長し続ける組織づくり

年間事業計画

・オールおやべで会員拡大

・個性輝くまちづくり事業

・地域を牽引するリーダーを育成する事業

・時代の変化に対応し、生き抜く力を持った青少年育成事業

・JAYCEEの育成

・第36回わんぱく相撲おやべ場所の開催

・新年式典の開催

・富山ブロック協議会全体会議への参画

・北陸信越地区協議会第62回地区フォーラムinとなみへの参画

・我々の運動をタイムリーに発信する広報活動

・財政管理とコンプライアンスの徹底

・出向者報告会及び壮行会の実施

・日本青年会議所への参画及び出向者支援