小矢部青年会議所とは?

小矢部青年会議所(小矢部JC)は「明るい豊な地域社会」を創るために活動する団体です。20~40歳の青年が集い、社業を抱えながらも小矢部市が抱える課題について日々議論し、新たな取り組みに挑戦することで地域の発展と個人の成長を目指しています。

小矢部青年会議所の特徴

小矢部市には私たちと同じように地域を盛り上げようとする団体がありますが、それぞれで目的も違えば特徴もさまざまです。例えば、「商売を発展させよう!」という団体があったり、「教育を推進しよう!」という団体、「芸術と伝統を守っていこう!」という団体もありますね。

小矢部青年会議所は「まちづくり」と「ひとづくり」をテーマに事業を行っています。他の団体に比べて目的が漠然としているように感じるかもしれませんが、やろうと思えば何でもできる「自由度」こそが小矢部青年会議所の魅力のひとつでもあります。小矢部市の背景を幅広い視点から整理し、根本的な課題を見つけて、事業を1から組み立てていくのが私たちの取り組みです。

小矢部青年会議所の取り組み

近年、小矢部青年会議所が行った事業を一部ご紹介します。

倶利伽羅山のお宝発掘隊

2024年6月には、小矢部市に住む小学生と一緒に「倶利伽羅山のお宝発掘隊」を開催しました。この事業は「大きな空の下、新しい友だちと」をキャッチコピーとしたウォークラリーイベントです。

近年はインターネット上でのコミュニティ化が進む一方で、新型コロナウィルスの感染対策が拍車をかけて現実での人との繋がりが薄れ、こどもの集まれる居場所が減少しました。このような背景から、私たちは「おやべの自然もこどもたちが集まれる場所であることに気づいてもらいたい」と考え、当イベントの開催に至りました。

初対面のこどもたちが3人1組で倶利伽羅山を元気に駆けまわり、協力して10個のミッションに挑戦しました。このイベントは大きな反響があり、こどもたちから「最初は緊張したけど楽しかった!」「来年もある?」とたくさんの声をいただきました。

石動まちフェス

2024年10月には、石動駅前で「石動まちフェス」を開催し、たくさんの小矢部市民の方に足を運んでいただきました。動員数はなんと800人を超え、石動駅前は今までにない盛り上がりを見せました。

この事業は、ただ単に「フェスを開催して小矢部を盛り上げよう!」なんて単純な取り組みではなく、「石動駅周辺を有効活用することで滞在時間を増やし、人口密度の維持に繋げていけるのではないか」という実験的な取り組みでした。このイベントを開催したことにより、行政を担う方々に石動駅周辺の可能性を感じていただき、新たな試みが産まれていくきっかけとなりました。

小矢部青年会議所は小さな団体ではありますが、1つの事業を通して地域全体を変え得るような運動を行うのが真骨頂です。もちろん事業が上手くいかないこともありますが、本質を見極めた事業に取り組むために会議の質を高める努力をしています。