2025年4月23日(水)に4月度例会「OYABE LINK ~若者が繋ぐ特産の可能性~」を開催しました。ひとまち繋がり委員会は小矢部市の課題として「若者世代をターゲットとしたブランディングが不足していること」を掲げ、今年度を通して石動高校商業科の生徒の皆様と連携して課題の解決に挑みます。当例会はそのキックオフとして、株式会社石動まっちゃプロジェクト様にご協力いただき「道の駅メルヘンおやべ」での課外授業を行いました。
カードゲーム「X(クロス)」

当事業での主役は石動高校商業科の生徒ですが、小矢部青年会議所のメンバーと会うのは初めて…お互いに緊張していました。そこで、まずはグループワークとしてカードゲーム「X(クロス)」を実施しました。
X(クロス)は地域の課題解決をテーマに、2種類のカードを駆使してプレイヤーのアイデアを引き出すゲームです。石動高校の生徒と小矢部青年会議所のメンバーがチームを組み、3つの小矢部市の課題に向き合い、様々なアイデアを絞り出して共有しました。最初は緊張気味だった生徒からも少しずつ積極的な意見が出るようになり、ワイワイと盛り上がっていく様子が伺えました。
参考:SDGs ゲーミフィケーション教材 – アクションカードゲームX
道の駅の見学と課題共有

緊張がほぐれたところで、3つのチームに分かれて道の駅を見学し、どのような商品がどのような配置で売られているのかを見て回りました。
また、株式会社石動まっちゃプロジェクトの島津社長、石川駅長、瀬戸専務から、道の駅の商品調達の流れや販売戦略、そして現状の課題についてなど、多くの視点から情報を共有していただきました。生徒からは「ポップは誰が作っているんですか?」「目玉商品の配置はどうしていますか?」など、質問する場面も見受けられました。
ワークショップ「なぜ売れてるの?」

道の駅の見学を終えて、最後のワークショップに挑みます。各チームのテーブルには道の駅でも特に売れている商品が置かれており、その商品が「なぜ、よく売れているのか?」について意見を出し合い、リーダーはそれをまとめて発表。生徒たちの意見に対して、大人たちは「なるほど、そのような視点があったか」「生徒たちから”原価”という難しい言葉が出てくるとは思わなかった」と若者の感性と知識に驚いている様子でした。
全てのチームの意見が発表されたところで4月度例会は閉会。全員で写真を撮って解散となりました。
最後に
当事業はこれで終わりではなく、今回参加していただいた一部の生徒と小矢部青年会議所が約半年を通しておやべの課題解決に取り組んでいくこととなります。4月度例会「OYABE LINK ~若者が繋ぐ特産の可能性~」では、どのような課題に取り組んでいくのかをお互いに共有できたことと、生徒と小矢部青年会議所が明るくコミュニケーションを取り合える雰囲気づくりができたことが大きな成果だったと感じます。
最後に、当事業にお力添えをいただいている石動高校の生徒、先生の皆様、株式会社石動まっちゃプロジェクトの皆様に心より感謝申し上げます。引き続き、小矢部青年会議所と楽しく事業を盛り上げ、おやべの街にとって大きな成果をあげられるように頑張っていきましょう。