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理事長所信

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スローガン 
―― 野心を持ち、確乎不動の精神で行動せよ ――

【はじめに】

 かつて我が国に祖国の未来を信じ、命を投げ打ち、戦った若者らがいました。家族や愛する人を想い、祖国の未来を護るために決死の覚悟を持って戦い、傷つき、そして命を落としていきました。国内の地方都市は連合国軍の空襲によって、長期間の大規模な無差別爆撃がなされ、戦後、地方都市は荒廃した光景が広がっていました。
 そんな中、我が国の復興を目指し、「日本の再建は我々青年の仕事である」と1951年に日本青年会議所が誕生し、明るい豊かな社会の実現に向けて同志の波紋が全国に広がり、1952年には富山懸青年会議所が設立されました。当時の富山大空襲はその希望を打ち砕かれるくらいの惨状であったのではないかと思います。それでも、自分たちの地域に対して誇りを失わずに、そこに住みたいという気持ちで復興に取り組む心があったからこそ現在の富山があり、まさにまちづくりの原点は、このようなところにあるのではないでしょうか。
 そして、富山懸青年会議所の設立から県内各地に拡大分離が行われ、1972年に小矢部青年会議所が創立し、これまでに先輩諸兄の活動・運動により、確かな時代を築き上げてきた歩みがあります。この歴史的背景を念頭に、私たちは自分たちの地域のために「明るい豊かなまち」を創造しながら、活動を行なっていきます。戦後復興で青年たちが想いを持って活動した精神を自分たちに落とし込むように、地域に誇りをもち、心を一つにし、人々が支え合い助け合いながら、まちは築きあげられていくことを目指さなければなりません。
 普段何気なく住んでいる自分たちの地域も、必ず先輩諸兄が切磋琢磨しながら、未来のために熱い想いをもって築いてこられたのです。私たち自身が青年会議所メンバーとして所属し、行動する以上は、組織の歴史の重みを本気で胸に刻み込み、これまでの先輩方が体現されてきた地域への情熱を受け継ぎ、気概と覚悟を持って、邁進していかなければなりません。

【考え方とその振る舞いに誇りを持つ】

 私たちは自身の地域のために「明るい豊かなまち」を創造しながら、運動を行っている組織です。私たちを育ててくれた地域に感謝の念と誇りをもち、地域に恩返しができる事業を構築していかなければなりません。事業規模に関わらず、私たちの信念や意志をもって事業を成し遂げ、我々の想いを伝え、地域に変革をもたらし、「明るい豊かなまち」を目指していきましょう。
その活動・運動の中で、私たちが進む道は誰からも教えてもらうことも、どれが正しいということもありません。私たち自身が未来をイメージし、それに至るまでの道を見出し、そして自分を信じて切り開いていくのです。だからこそ、周囲に流されない確乎とした信念や意志をもって、未来への道を切り開いていかなければなりません。また、それに至るまでの過程に誇りを持って活動・運動しなければなりません。
 そのためには自分の正当性をアピールする我の強さではなく、芯の強さを持つことが大切です。芯の強さというのは、自分の中に信念や明確な意志を持つことであり、それを周りに強制するわけではありません。周りと意見が違ったとしても慌てずに精神的な余裕を持ちつつも、他人の意見も抵抗なく受け入れることができ、異見に対してもそれに流されるわけでもなく、自分の意見はしっかりと持つことが大切です。
 事業を起こす、あるいはそれに向かって行動するまでに至る自分の考え方とその振る舞いに誇りを持ち、芯の強さを持って挑戦していきましょう。そして、自分の芯を持ちつつも、その場の状況に合わせて臨機応変に対応を行ない、青年会議所での活動・運動や社業に必要な能力を身に付けましょう。

【同志の拡大】

 貴方はなぜ会員拡大が必要であるか、考えたことがありますか。小矢部青年会議所が存続するために拡大運動は必要なのかといえば、それは違います。自らが住み暮らす地域に関心を持ってもらい、まちを豊かにしたいという心を持ってもらうとともに、そこに在住している未来ある子供たちのために行動してくれる有志を一人でも多く増やしていくことが、会員拡大する上での根源的な意味なのです。
 近年では、私たちを取り巻く環境が時代とともに変化し、様々な団体が設立され、「青年会議所しかなかった時代から、青年会議所もある時代」と言われています。しかし、常に時代とともに地域の課題に対して、積極的に行動を起こす団体は現在でも私たちが所属している青年会議所しかないと信じます。そこでの出会いや学びによって、私たちにが自己成長の機会を与えてくれます。社業以外の分野での活動が自らを成長させ、それが社業の発展に結び付き、それに追随するかたちで地域も発展していくのです。青年会議所での活動や運動を通じて、地域に深く携わることで、自らの輝きを増大し、会員一人ひとりが全力で青年会議所運動に打ち込む姿があるからこそ、会員拡大を自信を持って行なうことができます。その熱き想いを持った仲間が増えることにより、地域を変えることができます。
 過去7年の間に小矢部青年会議所の会員は減少傾向にあり、私が入会した2012年と比べて約25人減少しました。会員の減少には様々な原因があると考えられますが、まずは自分自身、組織自身が変わらないといけません。これまでの会員拡大の手法を見つめ直すとともに、参考となる手法は大いに取り入れ、私たちの会員拡大の新たな手法を確立しなければなりません。本気で会員拡大に力を注ぎ、地域と小矢部青年会議所の更なる発展を目指していきましょう。

【JAYCEEの育成から未来に向けた組織へ】

 新入会員に関わらず、青年会議所で積み重ねる経験は、今後の青年会議所や社業において大きく役立ちます。また、例会や事業、委員会に参加することによって、見えていなかった気づきや新たな発見をすることができ、そこでの経験は貴重なものになります。そこでの見たものや感じたこと、聞いたこと等、あらゆるものを吸収していこうという姿勢が大切であり、メンバー同士が互いに切磋琢磨し成長していくことが人生の財産となります。
 そうしたことを背景に、私たちは明るい豊かな社会の実現という究極な目的を持って活動・運動の展開をしています。「明るい豊かな社会の実現」を目指している私たちは明るい豊かな人間になっているでしょうか。私たちが青年会議所に入会した目的はなんでしょうか。その答えは多様であると思いますが、青年会議所を通じ、たくさんの仲間に出会い、新たな学びや気づきを頂き、公に尽くすことで入会したときの目的が次第に自分事から他人事へと変わっているはずです。
 青年会議所は事業の成功は約束されていませんが、人の成長は約束されている場です。人は人や環境によって影響され、磨かれていくのです。私が今までに多くの先輩諸兄や仲間達に出会い、そして、多くの成長の機会を頂きました。人を磨くことができる組織づくりに向けて、会員同士が今まで以上につながり、力強い絆を持った組織を構築していきましょう。

【物事が起こっている本質を見る力を養い、自らが切り拓く思考を持つ】

 人口減少に始まる少子高齢化、それに伴い発生する経済の縮小化、それに誘発するかたちで起こるまちの縮小化。小矢部に限らず、日本の地方都市には様々な課題が山積しています。これから来るであろうまちの課題を予測し、それに対応できる力を身に付けなければなりません。そのためには自らが成長することができる分野を創り出し、挑戦することが求められています。その根源は個人の力に拠るところが大きく、明るい未来に向かって、自ら切り拓く高い志を持った青年に委ねられています。
 企業や組織が新しい価値を作り続けるためには、これまで以上に独創性や創造性を持った考えが求められます。また、過去の体験や慣習にとらわれることなく自らが問題提起をし、行動を起こす事も必要です。しかしながら、チャレンジをするときにこれまでに培ってきた知識が邪魔をして、自らの限界を設定し、自らの価値を高めるために知識を取り入れた結果が未来を閉ざすことがあります。形而上学的に思う事に対して真剣に向き合い、日頃から当たり前のことを疑うことで別の新たな発見をすることができます。童心を持って活動することが自らをどんどんと成長していくことができます。その人が持っていた潜在能力を呼びおこし、人間力を磨きあげてくれる組織。それこそが青年会議所であると確信しています。
 常に変化する環境に対して、それに合致した行動ができるように常に自分たちも変化しなければなりません。それはただ変化するのはなく、本質を忘れずに、また先人の知恵を踏まえて、新たなものを取り入れながら変化しなければなりません。まずは目の前で起こっている物事に直視し、「何故このようなことが起こっているのか」、そして「それはどこに問題があるのか」といったことに対して、表面のみを直視するのではなく、物事の本質を見る力を養わなければなりません。変化し続ける環境に対して対応するために、目の前で起こっている物事の成り立ちや原理原則を追及する能力を身に付け、そしてどのような変化が必要であるかを思考する力が必要です。それこそが人材を育成する基本的な柱になると確信しています。

【次世代を創造する、未来を描く画家となれ】

 自分はどのように終わりを迎えたいか、考えたことはありますか。自分が青年会議所の卒業までにどのような締め括りとしたいか、考えたことはありますか。私たちに与えられている時間は個人個人に違いはあるものの、生まれたときからその人に与えられている時間は決定しています。自らが経営している、或いは勤務している会社が向かっている未来にどのような絵を描いているのか。私たち青年は時代の行く末を見据えつつ、青少年やまちの未来を描く画家でなければなりません。
 青少年期は様々な物事に興味が溢れ、希望に満ち、したくもない失敗や挫折を繰り返します。しかし、目の前に立ちはだかる壁に屈することなく、もがき苦しみながらも挑戦し続けることで自立した社会人の基礎を身に付けることができる重要な時期です。しかし、近年では自分で考えることや調べること、実行することへの動きが鈍い子供たちが増え、好奇心に乏しく、物事に疑問を持たない子供が多いのが現状です。また、地域で子供を見守るという住民意識の希薄化が進みつつある現在において、社会性の乏しい子供を生み出している傾向があります。そもそも子供の育成は親だけが担うものではありません。家庭で子供を教育することは至極当然でありますが、子供は家庭の中だけで育つわけではなく、学校や地域の人たちと関わりを持つことで集団での約束事を覚えながら、地域の社会性を学び、成長していきます。
 そのためにも私たち大人が子供の抱える問題に直接向き合い夢や希望を持つことや心の豊かさを伝えることが大切なのです。子供たちが夢を持ち続け、目の前の困難に対して前向きに挑戦することにより、今後のたくましい成長に繋がります。また、今の子供たちが私たちの世代になるときには彼らが私たち青年の心を持って、地域の活動をしなければなりません。その活動において大切になるのが地域を想う愛郷心です。故郷を想うことが地域活動を行なう上で大きな起点となるはずで、故郷をしっかりと知ることが何よりも大切であるはずです。地域をかたちづくる物事を突き詰め、そのかたちを次世代に落とし込み、つなげていくことが次世代を創造していくことに繋がっていくと確信します。

【まちの記憶を継承し、未来に向けて形象する】

 人口減少問題が盛んに議論されている中で、多く自治体は人口減少に歯止めをかける術を試行錯誤して取り組んでいます。また、メディアでも多くの専門家からコンパクトシティに対して様々な考えが提言されています。人口が減少していく中で、同時にまちが縮小していくのは間違いありません。今後のまちにおける縮小について、これから長期的にどのような取り組みが必要であるか、また継続的な計画が必要であるかを考えなくてはいけないところですが、コンパクトシティに行きつくまでの経緯をどう計画するのかという点についてはあまり議論されず、ぼかされているのが現状です。
 近代都市計画の祖とよばれるエベネザー・ハワードは「明日の田園都市」において、ある一定の地域コミュニティを創造し、その中で最大限の恩恵を得られることこそが、未来における地域の在り方であると、すでに約100年前から提唱し、自然との共生や地域の自律性を持つことの重要性を唱えています。現在、まちが縮小していく時代に向かっている中で、地域における明るい未来のかたちとして、人々の居住区域をまちの中心部に集めるコンパクトシティの提案がなされています。しかし、よく考えてみてください。人口がどの程度、増加或いは減少するのかという見通しがしっかりと立たない中で都市計画がなされ、その計画に呼応するように構築されたまちに、コンパクトシティに向けての適用は難しいのではないか。最終的にはコンパクトシティに行きつくとしても、少なからず一部の景観や文化は消し去り、地域の風土は衰退していくはずです。
 今後はこの小矢部においても人口減少により、少なからずともまちがコンパクトになり、一部のまちの機能が失われ、スポンジのようにランダムに空いていく状況がしばらく続いていくでしょう。まちがコンパクトに向かっていく過程の中で地域資産を後世に可能な限り残していくことは大切なことであり、既成概念を取り払った新たな利用価値を見出していくことは非常に重要なことです。地域が作ってきた歴史や風土をまちの記憶として継承しつつ、 既成のものに新しい価値観を見出しましょう。そして、私たちのまちの未来を形象し、地域に今ある資源を価値ある地域資産としてより良い形で後世に残していける活動をしていきましょう。

【信頼される組織へ】

 我々の活動や運動の発信力は組織力を高めることが第一であり、一人ひとりが青年会議所メンバーとしての自覚と責任を持つことが大切です。組織として機能するためにも、それぞれの役割を明確にし、円滑に運営することが必要不可欠であります。さらにメンバーが組織や他のメンバーのために活動・運動していく姿は、結果としてまわりから信頼され、そこに組織としての結束力が強まり、次第に組織力が高まっていきます。
 また、公益社団法人として、財政管理とコンプライアンスを徹底し、公正で透明性のある事業を行なっていき、未来を見据えた信頼される組織をつくっていきます。

【むすびに】

重要なのは行為そのものであって、結果ではない。
行為が実を結ぶかどうかは、自分の力でどうなるものではなく、
生きているうちにわかるとも限らない。
だが、正しいと信ずることを行いなさい。
結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ。

マハトマ・ガンジー

 当たり前のことを疑い、何事にも追及する人は時代に風穴を開けると信じています。今までに経験したことのない波に当たるのは追求するからであり、それによって成功と失敗を経験します。そして、その経験を次世代に繋いでいくことが重要であり、それが青年会議所の責務であります。
 世の中は時代とともに常に環境を変えていくから、私たちに新たな目標を与えてくれます。ある一つの目標に対して情熱を向けたことには目を閉じるとその時の絵が思い浮かび、今でもその景色を鮮明に思い出す人が多いと思います。そして、その景色の先端には必ず目標があるはずです。本気で物事に取り組むからこそ、成長することができ、本当の楽しみがあります。メンバーの心を一つに集め、キャンバスに小矢部の未来を共に描いていこう。

基本方針
芯の強さをもつ自分づくり
真の同志づくり
JAYCEEの育成から未来に向けた組織づくり
未来を切り開く人財づくり
次世代を創造する力づくり
地域の未来を創造する力づくり
信頼される組織づくり
年間事業計画
  • 本気で取り組む会員拡大
  • 会員全員がJAYCEEとなる育成
  • 個人、企業の資質向上させる事業
  • 第35回わんぱく相撲おやべ場所の開催
  • 地域をかたちづくるものを次世代につなげる例会
  • まちの記憶、資源、風土を学ぶ事業
  • まちの記憶を継承し、未来を形象する事業
  • 新年式典の開催
  • 公益社団法人日本青年会議所第68回全国大会富山大会への参画
  • 我々の運動をタイムリーに発信する広報活動
  • 財政管理とコンプライアンスの徹底
  • 出向者報告会及び壮行会の実施
  • 日本青年会議所への参画及び出向者支援
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